テーマ

2012年12月02日 22:15

 

存在というテーマは語り尽くされているかもしれないが私にとってのテーマはやはり存在である。

それがそこにあるという事実を徹底して画面に取り入れたい。

 

何をどう描くのか。

 

具象というものは嫌でも物語性をはらんでしまうものであるが、私はいかにそこを削ぎ落せるか。いかに別の意味を持たせるか。理想化しないありのままの現実であり、主観が入り込むのは仕方の無いことだと思うが出来るだけシンプルな素材を選ぶ。

 

しかし、これは非常に危険性があり、絶対的な徹底性が必要とされる。その徹底性こそが私の表現の核であり目標としているところだ。まだ未知の領域であるが故にそこに託してみたいと現在は考えている。

 

異常性をもったもの。そんなものを作ってみたい。新しさそこにあると信じて。

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大澤 2012年12月09日
物語性の徹底した排除って面白いね。

思うに、藤田君美学では物語性だけでなく、形式的な調和も排除しているところがあって、そこが特異なところだよね。形式的な調和というのは、いわゆる、色、形態、構図のリズムの調和のことで、たとえば、モチーフ同士(または前景・背景)の関係性や色同士のメリハリなどのリズムの調和のことでして、藤田君の絵は、藤田君のテーマであるところの「存在」の主張のために、鑑賞者にリズム(対象を理想化してしまうところの)などは読み込ませないような仕掛けをしているように感じました。

モチーフ同士の関係性のリズムだけでなく、思うに、一つのモチーフにおける粗密のリズムすら排除している(と感じられるのだけど)ところが、徹底してい面白いし、もしかしたら難解な絵画なのかもしれないね。

以前に、Diaryで、白い壁か天井かを撮影したものをアップしていたけど、そこにはなんら(理想化された)粗密のリズムもないし、ただただ壁の張りがあるだけで、あの写真が藤田君絵画の根幹を示しているように思いました。写真であれだけの壁の張りを出せるのはすごいね。

ちなみに、ハイデガーが存在についての哲学で有名なので、もしかしたら何らかリンクするところがあるかもしれないね。それと、〈写真変〉に22日までのどこかに行こうと思ってます。

Re:テーマ

藤田 2012年12月10日
大澤君、コメントありがとう!!!うれしいっす!!!

まだまだ表現しきれてないけど、まさに大澤君の言ってる通りの絵が今の理想だよ。
説得力を出すには、もっともっと自分を追い込まないといけないし、それにはもっと色々と磨かないといけないものが山積みだよ。。。緊張の糸が張り巡らされて一枚になるようなそんな画面かな。

そうそう、ハイデガーの存在と時間は難解で、部分的なつまみ食いな感じだけどすごく面白いね。
今度レクチャーして下さいw展示見にこれたら後で講評して下さい〜汗

連絡

noubou 2012年12月05日
①~④手配しました

Re:連絡

TAKAYA 2012年12月06日
ありがとう!!よろしくお願いします!納期わかったら教えて〜

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